Nippon Animation
ニッポン・アニメーション
ニッポン・コネクション映画祭は13年目となる今年より新たな重点部門「ニッポン・アニメーション」を開設します。多くの人は日本映画と聞くと、自動的にアニメ映画を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし「アニメ」が日本の映画界の中でどれだけの意味を担っているかまでは知られていないかもしれません。ドイツのテレビで見られる映画やシリーズものを見ると、「アニメ」は「子どもの遊び」というステレオタイプを強調するだけかもしれません。まさにその考えに私たちは挑みます。「ニッポン・アニメーション」では日本アニメ界の全景を紹介し、そのエネルギー、驚き、政治性、高度さをお伝えしたいと思います。
細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』は昨年度最も成功した作品の例として、そしてさとうけいいち監督の『アシュラ』は深淵や暗さを示します。宇治茶監督の『燃える仏像人間』はアニメーションという分野での可能性を極限まで追求した作品です。そしてSFアニメ特別編として、アニメ映画史をたどるタイムトラベルを企画しています。皆様に感激していただける、日本のアニメ芸術のあらゆる面をお見せできるプログラムを用意しております。